【体験談】失敗したくない留学エージェント選び

留学準備

この記事を読んでほしい人

  • 留学エージェントを決めたいけど、他の人はどうやって決めたか気になる人
  • ほかの人の留学会社決定に至るまでの体験談が知りたい人

留学会社を使うかどうか→筆者の場合はYES

ワーキングホリデーに行くためにはビザさえ取得すればいいので、留学会社は必須ではありません。

したがってまず留学エージェントが必要かどうかを考えてみてください。

あなたがしたいワーキングホリデーに、留学会社は必要ですか。

筆者の場合は「ワーキングホリデーでオーストラリアでの医療職として働けるかどうかの可能性を見てみたいが、日本食レストラン等飲食系で安い給料で働くのはいやだ」「お給料は多めにほしい」と思っていました。

そこで調べて見つけたのが留学エージェントを通して「看護有給インターンシップ」「看護留学」といって、「ワーホリ中にアシスタントナースになる」こと。「これはいいな」と思いました。

さらに、いくら「海外生活は分からないことだらけで苦しいだろう」と覚悟はしていても、実際に巻き込まれるであろうトラブルは予測できないためバックアップが欲しい。その結果、筆者は留学会社を使う方向で考えました。

「看護助手としてオーストラリアで働けば、ワーホリをしながら現地の医療現場を見られる、しかも給料はちょっと高いから働きづめになる必要もない」

「留学エージェントを使えば現地サポートが受けられる」という理由で、「留学会社を通してアシスタントナースになりながらワーホリをすること」に決定しました。

実際にアシスタントナースの給料がいくらか知りたいかたはこちら。

当時の筆者の状況

当時の筆者の状況・性格を簡単に書きますと以下になります。

  • 大学病院看護師、超激務で将来について考える暇すらなかった
  • ワーホリに行くなら永住権まで取る可能性もみるつもりで行く
  • ただ海外に住んでみたいという「あこがれ」はない
  • 英語を多少は話す(大学受験レベル)
  • 心配性
  • 心配性だが踏ん切りがつかないので結局は勢いで決める

気になった留学エージェントをネットでリサーチ

それぞれの留学エージェントにどのようなプランがあるのかをネットで調べました。また、留学エージェントについて可能な限りの特徴を調べました。

筆者が見ていた点、留学エージェントについて気になっていた点は

  • 「信用に値するのか」
  • 「法外な値段で商品を売りつけてくることはないか」
  • 「謎のセールスマンが出てきてノリと勢いで商品を押し売ってくるのか」
  • 「顧客が渋ったら徐々に値段を変えてくる等、営業の裁量権しだい、または顧客のしぶり方しだいで値段が変わることはないか」
     →売れればよしという裏がみえる。そんな会社は安くてもいやだ
  • 口コミに書かれてある批判は正当性があるものか

    ・でたらめな口コミばかりの場合
    客を選ばず(つまり適性のない看護師を)雑にオーストラリアに送り込んでいる可能性あり=信用うすい

    ・正当性がある場合
    →気を付ける内容、事前に確認する事項を文から読み取る
  • 実際に永住権にたどりついた看護師はいるのか

筆者も含めた我々顧客は、払うお金はもちろんのこと、オーストラリアで過ごす時間もコストです。

留学エージェントを通していくワーホリは、時間とお金、さらには自分の日本でのキャリアを中断させて行くものですから、「客の適正を判断せずに」「数が多けりゃ売り上げがあってよし」とする留学エージェントは自分には合わないと考えました。

とりあえず話を聞きに行った

というわけで、リサーチも兼ねてワールドアベニューのカウンセリングを予約してお話をさせてもらいに行きました。出発の2年前の話です。

決めていたこと

電車で麹町に向かいながら、色々なシミュレーションをしていたのを覚えています。

「すぐにプランを勧めてきたり、契約をせまってきたりした場合は即席を立って帰ってやる」

そんなことを息巻いて考えていました。さながら負けられない戦いに行く気分でした。

ワールドアベニューの口コミと筆者の主観はこちら。

カウンセリング

営業担当のSさんが担当してくださいました。

ここでひとつ、読んでくれているあなたに質問です。

あなたがワーキングホリデーに行こうと思う理由はなんですか。やりたいことはなんですか

「海外生活にあこがれているから。」「出稼ぎしたいから。」「英語が話せるようになりたいから。」きっと理由があると思います。あなたの目標を実現させるための留学エージェントですから、あなたが行くと決めた国でやりたいこと、目的はハッキリさせてからカウンセリングに行くことをおすすめします。

日本と海外に住む選択権が欲しかった

筆者の場合は、永住権を既に視野に入れていました。というのも、海外の永住権を得ることで「日本以外の国に住みたきゃ住める」という選べる権利を将来的に手に入れたかったからです。

ここからは筆者が話したことを書きます。

今から留学エージェントにサポートしてもらって海外に行きたい理由、目的や内容を話しますので、「それならやめたほうがいい、ウチじゃない」と思った場合はハッキリ言ってください。準備不足、考えが甘い場合も言ってほしいです。ここ一つに絞って来ているわけでもないし、急いでいるわけでもないので、はっきり言われても傷つきませんから。その場合は出なおします。
私は海外に住んでみたいからワーホリに行きたいわけではありません。リゾートで優雅な生活を実現してくれる留学エージェントを探しているわけでもありません。そういう「夢のような体験」は求めていなくて、永住権につながるリソースを持っている留学エージェントを通してオーストラリアに行きたいと考えています。
「ここに来れば英語を話せるようにしてくれる」とかいう現実離れした考えも持っていません。英語は自分である程度話せるようにします。すでにある程度話せます。行かせてもらう学校でも頑張ります。結果は自分で出します。留学会社には自分がたどれる道を敷いてほしいわけで、結局成功するかどうかはすべて自分にかかっていますから。
ただ、知り合いもいない、文化も違うしルールもちがうオーストラリアという国で、何を知らないのかすら分からない状態で自力で頑張るのには限界があると思うのです。だから、トラブルに巻き込まれたとき、一人だと自信がないからそばにいて助けてほしい時など「自力では限界がある部分」を埋めてくれるエージェントを探しています。多分私みたいな変なことをいう顧客はいないでしょうから、「ちょっと求められるものが奇抜すぎて無理です」という回答でもかまいません。
看護師として日本で働いて一生過ごす将来を考えたことがあります。今後人口が減ることがほぼ確定しているこの国で、「患者=医療にとっての客」が減るということの意味を考えたことがあるんです。自分に付加価値を付けなければ、シンプルに病院がつぶれる(働く先がない)か、看護師として価格競争に巻き込まれる(=賃金カットでも了承せざるを得ない)かの二択だろうなとパッと思いまして。じっくり考えたわけではないので別の方法を探せばあるでしょうけれど。ただ、私は最悪の場合を想定して動こうと思っています。例えば、円の価値が暴落したとして、日本でハイパーインフレが起きたとして。それでも私と家族は食べていけるようにしたい。最悪の場合にそなえて国を出て稼げる力が欲しいんです。だから今のうちに海外を経験して自分のための道を作り上げておけば、いつか他国のように「海外にでないと生きていけない」状況になったとしても自分と両親と兄弟は生きていけるなって思ったんです。すみません、自己中心的で。でも他の人たちは助けられる気がしませんから。

現に日本の健康保険制度は世界最高と言われていますが、すでに崩壊寸前なのでいつ変わるかもわかりませんし、医療制度が崩れたときに、激動する時代の波についていけるほど自分が若くて体力があるかどうかも分かりません。

だから今のうちに日本でも海外でも働けるようにしておきたいのです。オーストラリアに住んだことはないので、働き先や将来性を含めた「下見」としてワーキングホリデーに行きたいです。

我ながら言っていることが異次元すぎて「何言ってんだこいつ」という目で見られる覚悟をしていました。でもここで話したことは、大学時代に保険制度を学び人口動態統計を見たころから本当に考えていたことでした。

Sさんの反応

自分にとってはリアルでも、正直はたから見たら意味不明に思えるのも事実です。Sさんはこの話を聞いてどう反応するのかと、筆者は話しながら表情や顔をよく観察していました。

そして「引くようだったら・・・まあそれが常識的かもしれないけど多分合わない。『「へぇー!そんなことまで考えてるんですね、すごぉーーい!」』という感心もいらない。共感も何もいらないから、冷静に私が必要なものを端的に提示してくれる場所がいい。」このエージェントは提供してくれるだろうか、脳裏でそのような見極めをしていました。

担当をしてくれたSさんの反応はというと。聞いているときの目が筆者以上に「本気」でした。半分「聞きながされるだろう」「分かってもらえないかも」と思いながら話したのに、しっかりと聞いてくれていました。驚きました。さらに引くどころか身を乗り出して「Sさんの考える私が必要となるであろうサポート」や「強み」を列挙してくれました。

  • 病院で働くのであれば、ワーホリ出発前に必要な書類(医療系で働かないなら不要)を案内してくれる。
  • 忙しい人でも安心して準備できるよう、渡航前準備のサポートがある。
  • 現地オフィスがある。
  • ワールドアベニューを通して看護留学をしたあとに実際に看護師になった人、自分で開業した人、そして永住権を自力で取った人が多くいる。その人達は現地のオフィスに時々やってきている。
  • ワールドアベニューはいくつかの看護学科のある大学と連携している、大学編入もアドバイスが聞ける。

先輩たちの体験を聞ける可能性があることは永住権を目指すかもしれない筆者にとって重要なポイントでした。先輩たちがたどった道を知れば、選択肢が分かっていいかもしれないと思いました。オーストラリアの看護師のなり方も、可能なのかどうかすらも知らなかった筆者にとって、「成功者と話せる可能性」はのどから手が出るほど欲しいチャンスでした。

さらに、Sさんは「永住権を既に考えているのであれば」と、考えられるパスウェイを複数紹介してくれました。どうやって取るのかすらわからなかった、駆け出し状態の自分にとって一気に現実的な道が見えて瞬間でした。感謝しています。

最後はフィーリング

その場でのサインはしないと決めていたから、資料だけをもらって結局全部持ち帰りました。押し売りもされなければ、バカにされることも引かれることもなく、値段が変わることもなかったことに安心を覚えました。他には「逆にこの留学エージェントにとって看護留学を勧められない客とはどういう人ですか」等質問をしたと思います。答えは覚えていません。

Sさんは実際にオーストラリアに行って筆者をサポートしてくれるわけではないといえど、それでもSさんがくれた的確なアドバイス、真剣な姿勢は筆者の胸をうちました。筆者からすれば、お金も払うし1年というコストをかける。デカい買い物です。営業の方と話すことは日常のいたるところでありましたが「ちゃんと受け止めてもらえた、自分のことを考えてプランを考えてくれた」と心の底から思うことは、Sさんが初めてだったかもしれません。本当にびっくりしていました。

それから数週間、他の留学エージェントを探しては電話で問い合わせたり資料をもらって見比べたりしたものの、結果的にフィーリングでワールドアベニューに決めました。

さいごに

筆者がたった一つしか留学会社をつかわなかったので今回は筆者の経験をもとに「留学エージェントを選んだいきさつ」を書きましたが、最後はあなたが迷いながら決めた留学会社が一番です。当然ですがワールドアベニューをすすめているわけではありません。

さいごに、二つ言いたいことがあります。

ひとつ。オーストラリアに行くなら「留学会社におんぶにだっこでなんとかなる」お客様精神は今すぐにでもちぎり捨ててください。多分どの留学エージェントを選んでも満足することはないでしょう。留学エージェントが助けられる範囲なんて限られています。あなたの取る行動すべて、あなたが取り組むすべての結果はあなたにかかっています。責任は自分でとる覚悟をすること。

ふたつ。筆者が避けた留学会社が何社かあります。「えーー!そんな内容でたかぁーーーい!ありえない!うちの会社ならこの価格で!」とどこかの留学会社を批判し散らかして、あなたへ同情をしつつ顧客獲得を狙うエージェントは個人的に良い印象がありません。黙々と自分のすべきことをやり抜く組織が好きなので。

例えば職場で他人のゴシップにばっかり目がいって同僚批判ばっかしてる人がいたら嫌でしょう。「この人暇なのかな、自分の人生に集中すればいいのに。」って思う。会社も同じです。筆者は陰湿な人やものが嫌いです。自社のサービスに自信があれば、他社を落とすことで自社を相対的に上げる話をする必要なんてないでしょうから。

とはいえ、他社批判はある程度どの留学会社もしています。それでも、もし担当してくれたSさんがカウンセリングの時に他社をこき下ろす発言を一言でもしていたら、おそらく契約していなかったでしょう。最後はフィーリングで決めたので「なんとなく嫌な感じがした」といってやめていたと思います。

あなたは留学会社を使いたいですか。使わなくてもいいです。使うなら、数ある留学会社の中からどう選ぶか自分なりの戦略を立てましょう。最初はわからなくても、カウンセリングに行くごとに少しずつ見る項目がはっきりしてくるかもしれません。行こうかな、使おうかなと思ったら、数年前から準備を始めることをおすすめします。

楽しいワーホリライフを♡

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